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最近の兄貴(第三回)
「兄貴と虎」


  学生生活もあと僅か。「社会人になると、長期休暇なんて、なかなか取れないぞ。遊ぶなら今だと。」と口を揃えて言われる。しかし、学生は、暇はあるが金がない。社会人は、金はあるが暇が無い。俺は洩れることなく上記の状態であることを否めない。んー、バイトだな。

こんにちは、レンタローです。

 兄貴(橘川教授)から連想ゲームを始めると最初に何を思い浮かべる?兄貴を少しでも知っている人なら、誰もが「阪神」という単語を思い浮かべるであろう。そう、今回は兄貴と阪神に関する話をしたいと思う。
 

 ゼミ生から質問を募り、兄貴にインタビューをしたのだが、阪神関係の質問が非常に多く、兄貴といえば「阪神」というイメージが強いということを改めて感じた。それも、そのはず。兄貴の授業で阪神ネタが出ないことはまずないと思っていいだろう。


兄貴と虎たち(2003年秋)

 兄貴の担当している「経営史」を受講する際は、経営に関することを勉強する前に、まず阪神に関する勉強をすることをお薦めしたい。それをしないと数十分の間、何を話しているのか分からず、ただただ時間が過ぎてしまうのである。
 質問の中に、「阪神の好き度合いはどのくらいですか?例えば、東大の教授と阪神の監督だとどちらを選びますか。」というものがあり、聞いてみると間髪いれず、「決まっているだろ、阪神の監督だよ!!!東大の教授は1000人以上いるんだよ。阪神の監督は、1人しかいないんだよ!!!」と、ナンセンスな質問をするな、と言わんばかりであった。
 では何故、兄貴がこのようになってしまったのか、何が兄貴をそうさせたのか、という謎を解明する為にも、阪神ファンになった経緯から話していきたいと思う。

 兄貴は野球好きではあったものの、始めから阪神ファンという訳ではなかったようだ。 当時は、オリオンズ(今のロッテ)に所属していた山内という選手のファンであったようだ。1964年、昭和39年に小山選手と世紀のトレードで山内選手が阪神に移籍し、それがきっかけで阪神ファンになったという。つまり、64年以降の阪神ファンだそうだ。だから、それ以前、62年の優勝の時などは全く興味がなかったようである。
 もはや、好きというよりも体質になっている、と本人は語る。第1回の連載で書いたように、阪神のホームページの書き込みをチェックする作業をするだけで3時間くらい時間を使ってしまうそうだ。
 質問で、「夢は何ですか?」と聞くと「阪神優勝。」、「どんな時に嬉しいと感じますか、またどんな時に悲しくなりますか?」と聞くと、「嬉しいのは阪神が勝った時、悲しいのは阪神が負けた時。」と阪神、阪神、阪神の阪神攻めにあい、インタビュー中、苦笑禁じ得なかったのである。兄貴はもしかして、答えるのが面倒な時は全て阪神ネタで事を済ませようとしているのではないか、と勘繰ってしまうほど何かと阪神ネタがでてくるのである。んー、阪神ファンであるが故の性なのか・・・。
 

 何故、虎は兄貴をここまで虜にさせるのか?その謎は、「阪神の魅力とは何なのですか?」という質問で明らかになった。兄貴に尋ねると「やっぱりマゾ的に嵌っていくところがすごい。」と、言う。巨人V8が終わった後、70年代、阪神は3年連続首位争いをするものの、翌年まさかという感じで落ちていく。去年は一試合で二人が骨折する。矢野なんてあんなに大怪我したのだから、もうしないだろ、と思うと、また怪我をしてしまう。

ここまで虜にさせるのは?(2003年秋)

 つまり、予想外のことを次々と起こす球団、そこが虎の魅力的なところだと兄貴は言う。

 先日、ゼミの夏合宿があった。4年生は共同論文を完成させようと、四苦八苦していた。兄貴には、アドバイス、生徒が書いた原稿の確認作業をしていただいた。そのような感じで、ゼミ合宿は進行していたが、夜になると兄貴が急にそわそわし始める。そう、阪神戦が始まるのである。おもむろにポッケから携帯ラジオを取り出し、耳にイヤホンを差し込み、電波を拾うために窓際へと体を進める。しかし、1年半近くゼミに所属してきた我々は、そんな兄貴の行動にも微動だにせず、誰も何も言わず、論文制作が淡々と続いたのであった。

最後に、「座右の銘は?」という、質問に対して兄貴は、「ぱっと思い浮かんだのは、阪神優勝。んー、あかんな。」と、照れ臭そうに言ったとさ。

PS・今シーズン、阪神は優勝。兄貴、おめでとうございます。でも、阪神中毒はこれからも続くんでしょうね。

(レンタロー)


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